本の紹介


強迫性障害の治療ガイド  飯倉康郎著   二瓶社 (800円+税)

 肥前精神医療センター(現:筑後吉井こころのホスピタル)の飯倉先生によって書かれた、
 患者さんやご家族向けの治療ガイドです。
 病気の説明や行動療法の治療内容が分かりやすく書かれています。
 当研究室で行っている臨床治療研究での行動療法の治療パッケージも、
 このガイドを用いながら行っています。
 自分で記入できる課題実行用のシートもついていますが、
 実際に治療を行う場合は専門家のアドバイスを受けながら用いるのがよいと思います。

強迫性障害の行動療法   飯倉康郎編著   金剛出版  (3800円+税)

 やはり肥前精神医療センター(現:筑後吉井こころのホスピタル)の飯倉先生が編著者の
 強迫性障害の行動療法の実際について書かれた本です。
 診断、治療法の適応、入院治療、外来治療などについて詳細に書かれています。
 同センターは重症強迫の治療における日本有数の機関で、
 そこでの実際の治療の進め方が書かれています。
 また、当研究室も分担執筆しており、外来治療の進め方や、
 期間を区切って行う集中治療プログラムについて紹介しています。
 実際の臨床に沿った内容ですが、専門的なので医療関係者向けかと思います。

精神科臨床における行動療法   飯倉康郎著   岩崎学術出版  (3400円+税)
 強迫性障害とその関連領域

 表面的と思うなかれ、実際の行動療法は奥深く実におもしろい―――――。

 行動療法(あるいは認知行動療法)は、近年日本でも注目を集めている治療法であるが、
 まだ精神科臨床の領域に深く浸透しているとは言い難い。
 また、特定の疾患のみに対する特定の治療技法で理解されていることも少なくない。
 しかし、行動療法は、実際は精神科臨床の至るところで応用できる、
 実用性と柔軟性に富んだ治療法なのである。
 本書は、具体的なケースで行動療法がどのように活用されているのかの細部を、
 豊富な図表を用いてわかりやすく示し、この治療法のおもしろさを鮮やかに伝える。

 行動療法初心の治療者からベテランまで、治療の幅を広げる手がかりとなる1冊である。
                              (表紙の折り返しより)


強迫性障害治療のための身につける行動療法  

   飯倉康郎・芝田寿美男・中尾智博・中川彰子著  
岩崎学術出版  (2800円+税)

 この本は行動療法を学びながら実践してきた九大・肥前の行動療法グループに所属する
 著者らによる強迫性障害に対する行動療法実践の書です。

 私たちの日々の強迫の臨床を読者にお伝えして、
 私たちと同じように行動療法を身につけていただければ、と願って編まれています。
 そして、ひとりで学ぶ行動療法の勉強、臨床現場での強迫症状治療の橋渡しになれば、
 との思いから書かれています。

 近年のトピックであるため込み障害と九州大学病院における行動療法の研修システムについては
 研究室の中尾が解説しています。